国土交通省は7月3日、ベトナムのホーチミン交通大学において、SGH財団の協力を得ながら、「第3回 物流集中講義」を実施したと発表した。
日本の物流専門家による実践的な内容の講義は受講した学生から高く評価された。
開講に先立ち、国土交通省とベトナム運輸省の立会いのもと、SGH財団とホーチミン交通大学の間で、この講義を継続して実施するための協力覚書を締結した。
次回は2018年6月の開講を予定している。
講義は、SGH財団の協力のもと、SGホールディングスグループの佐川グローバルロジスティクスの教育担当社員を講師に迎え、ベトナムの物流分野で今後の活躍が期待されているホーチミン交通大学の輸送経済学部の3年生に向けて実施した。
大学の通常の講義がサプライチェーンマネジメント等の理論中心となっている中、この講義では倉庫マネジメントや5S(整理、整頓、清潔、清掃、しつけ)など、物流現場の改善に関する実践的な内容となっており、受講した学生から高い評価が得られた。
今回からベトナムでも需要が高まっているコールドチェーン物流に関する講義を新たに設けるとともに、スタディーツアーでは佐川ベトナム社の冷凍倉庫の現場見学を実施し、受講した学生からは非常に強い関心が示された。