阪急阪神エクスプレスは8月3日、IATA(国際航空運送協会)が推進する医薬品国際輸送に関する品質認証プログラム「CEIVファーマ」を、関西エアポートが主導する「KIX Pharmaコミュニティ」の構成メンバーとして、2018年夏を目途に認証取得に取り組むと発表した。
医薬品の輸送は厳密な品質管理が求められ、物流基準であるGDPが世界保健機構により策定され、これを指針としてEUではGDPが法制化、日本でもGDPへの適応が求められる傾向にある。
「CEIVファーマ」の取得により、高度な輸送品質を保証するサービスを構築し、より安全で安心な医薬品輸送を実現する。
なお、CEIVファーマとは、IATAがGDPに適合する輸送品質認証として策定したグローバルでの統一基準。
KIX Pharma コミュニティとは、関西エアポートを中心に、国際航空輸送に関わる事業者が一体となってCEIVファーマ取得を目指すプロジェクトの母体。
阪急阪神エクスプレスを含めて6社がコミュニティの構成メンバーとして参加する。
GDPは、原料や素材の調達から最終消費者への製剤の供給に至るまで、医薬品流通過程の品質を保証する物流基準。