ニプロは8月3日、医療用ゴム栓の製造を秋田県の大館工場で行っているが、より安定した供給体制(2サイト体制)を構築するため、滋賀県草津市のびわこ工場に医療用ゴム栓棟を竣工したと発表した。
ゴム栓棟では、より省力化した設備を導入するとともに、品質、安全面での取り組みとして、生産工程に合わせた製造環境管理区分を設けている。ゴム栓の最終洗浄では、WFIを用いたピュアスチームで殺菌乾燥し、乾燥後の製品は、クリーンルーム(清浄度 ISO14644‐1 クラス 5)の環境下で計量・包装する。
また、棟内はコンパクトかつ監査対応を考慮したレイアウト設計により、工場見学に適した構造としている。
■新棟の概要
名称:(仮称)ファーマパッケージング事業部 びわこ工場 医療用ゴム栓棟
所在地:滋賀県草津市山寺町笹谷61-9 (びわこ工場内)
建築面積:約3330m2
延床面積:約3330m2
稼働開始:2017年10月(予定)