佐川フィナンシャルは8月7日、輸入の際に通関で掛かる関税等を立替えて通関事業者に支払い、輸入者に後日一括で請求する決済サービス「SAGAWA 輸入関税等立替サービス」の提供を開始した。
サービスは、無担保で最大500万円(要審査)まで利用でき、関税以外の費用も対象としている。
輸入者から立替金を回収する際のオペレーションコストを削減することができるほか、確実に立替金を回収することが出来るため、これまで与信管理の課題から開拓が難しかった輸入者との新規取引開始や、取引の円滑化・早期化にも繋がる。
輸入者は、関税等の支払いを翌月27日にまとめて後払いすることができ、最長56日間まで立替を利用できる。
商品等の輸入に際して発生する関税等の費用は、通関事業者が輸入者に代わって立替払いをする商習慣があり、通関事業者の負担が大きいとされている。
さまざまな物流決済サービスを手がける佐川フィナンシャルでは、かねてより通関事業者から「輸入者と取引をする際の与信管理や、万が一の際の回収の手間を削減したい」という強い要望があり、このたびの輸入関税等に特化した立替サービスを提供する運びとなったもの。
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