データマインは8月10日付で、米国海上コンテナ輸入の7月実績をまとめた。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較(12か月・3年間 2017年7月>
アジア主要10か国・地域発のTEU(B/L・Loading Port/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前年同月比9.8%増の140万TEUとなった。
1~7月累計では5.6%増の872万TEUとなり、過去最高となった。
アジア発の主要品目の動きは、全体の17%を占める家具類が17.9%、9%を占める機械類が12.6%の二桁増で、電子電機、自動車関連、プラスチックがそれぞれ4.1%、5.5%、9%の増加を示し、上位10品目(シェア63%)合計では9.1%の増加だった。
アジア国・地域別では、アジア発の63%を占める1位中国発は12.1%増、1~7月累計では7.4%増となった。
2位の韓国発は45%を占める自国分が3.9%減に対して27%を占める中国発TS分が13.1%増だったことで5.5%増となったが、1~7月累計は横ばいだった。
3位の台湾発は13.5%減で、1~7月累計も2.3%減だった。
4位の香港発は11.3%増、1~7月累計も3.3%増だった。
5位のシンガポール発は11.2%減と17か月連続のマイナスで1~7月累計も15.4%減だった。
6位のベトナム発は52.4%の大幅増で1~7月累計も34%増だった。
7位の日本発(直航分)は3.6%の増加で1~7月累計では6.0%増だった。
以下、8位のインド発9.1%増 (1~7累計13%増)、9位タイ発32.3%増(累計26%増)だったが、10位のマレーシア発は9.4%減 (累計7.2%減)だった。
日本発米国向け直航分に対する、韓国などアジアハブ港経由のTS分の動向にについて、韓進破綻後減少傾向が見られたが、本年2月を底に7月までは増加傾向を示した。
韓国経由と共に中国経由も増加、船社別シェア(1年間)と日本港シェアにも変化があった。
船社では邦船3社(One Japan) がシェア26.5%、MSC、APL、Maerskがそれぞれ21.5%、15.8%、14.0%と上位4社で78%(約8割)を占めている。
日本港では、博多につづき、横浜、名古屋、神戸などが上向きとなった。
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