ARC Japanは、ARCが新たに発行した市場調査報告書「RFID(製造業)の世界市場調査報告書」を発表した。
製造業でのRFIDは普及が進んでいるが課題もあるとしている。
多くの市場での製品を追求したり遡及したり(トレースやトラッキング)するニーズ、製造業での複雑さの増加、インダストリ4.0や産業用IoT(IIoT)への動きなどは、製造業におけるRFIDにとっての絶好の機会を生み出している。
RFIDは主要な実現基盤であり、とりわけインダストリ4.0の生産環境でのマスカスタマイゼーションにとっては重要である。その結果、製造業でのRFIDはブームとなってきた。
数量の観点からは市場は伸びると予測されるが、価格低下への圧力は強いので、米ドルベースで見た市場規模はあまり楽観できない。
ARCは数多くの異なるアプリケーションがあることを確認。また、インタビューでは、成長分野はすべてインダストリ4.0環境に関係しており、従来からの工作機械管理や追跡・遡及の伸びは緩やかであることが明確になった。
また、製造業におけるRFID市場の特徴のひとつは、数多くのプレーヤと多くの異なる戦略があることである。
今後数年間は、RFIDは新しいアプリケーションを加えてゆき、サプライチェーンや生産環境とより密接に関係するようになるだろう。その理由は、多くのアプリケーションの出現と、より堅牢なタグ技術、および、リーダやタグの価格下落である、としている。
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