東洋ゴム工業は9月28日、米国とマレーシアのタイヤ製造工場の生産能力を増強すると発表した。
主軸である北米市場向けの生産拠点・米国タイヤ工場(ジョージア州)、グローバル供給のハブ機能を担う生産拠点・マレーシアタイヤ工場(ペラ州)において、それぞれ、既存工場敷地内に新たな工場建屋の建設と生産設備の導入を行ない、生産能力の向上を図る。
同社が競争優位性を有するピックアップトラック/SUV/CUV 用を中心とした大口径タイヤの供給体制をさらに強化するもの。
米国タイヤ工場(ジョージア州、Toyo Tire North America Manufacturing、以下:TNA)に約140億円を投じて、年産240万本規模(乗用車用タイヤ換算)の生産能力を有する新たな建屋を建設し、第 1段階として、1/2である年産120万本(乗用車用タイヤ換算)のタイヤ生産に必要な設備を導入、2019年4月より稼働を始める。
マレーシアでは、マレーシアタイヤ工場(ペラ州、Toyo Tyre Malaysia Sdn Bhd、以下:TTM)に約 210億円を投じて、年産480万本規模(乗用車用タイヤ換算)の生産能力を有する新たな建屋を建設し、第1段階として、1/2である年産240万本(乗用車用タイヤ換算)のタイヤ生産に必要な設備を導入、2019年10月より稼働を始める。