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リコーロジスティクス/リデュース・リユース・リサイクル推進で表彰

2017年11月02日/3PL・物流企業

リコーロジスティクス、リコーインダストリー、三愛ロジスティクスは11月1日、3社が共同で取り組んだ「超簡易型梱包輸送による回収OA機器のユニットリユース拡大」が、リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞を受賞したと発表した。

<超簡易梱包輸送の概要>
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リデュース・リユース・リサイクル推進協議会が主催する「2017年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」での受賞。

開発したユニットの超簡易型梱包方式輸送は、汎用の鉄かご、伸縮するパイプ、プラスチックダンボール、滑り止めシートを組み立てて制作するもので、回収機から抜き取ったユニットを緩衝材などは使わずにそのまま置く方式。

緩衝材・ダンボールなどによる運搬方式と比べても、品質上問題がないだけでなく、梱包・開梱する工数がほとんど無くなり、作業効率が大幅に向上した。汎用部品を用いているため、制作が簡単。

鉄かごなどは物流拠点間を循環して再利用され、廃棄するものがない。

ダンボールによる梱包は、ユニットの種類によって大きさが異なる箱が必要になるが、本方式では、形状の異なるユニットの混載が可能で、少量のユニットであっても、すぐにリユースセンターに輸送することができるメリットもある。

リコーグループでは、回収された複写機を資源として有効活用するために、分解し、環境負荷が小さく経済的価値も大きいリユースを優先的に行い、リユースできないものは資源に戻すマテリアルリサイクルをしている。

リユースを加速するために、回収した複合機内部の部品ユニット(以下、回収ユニット)を、品質を損なうことなく低コストで運搬する超簡易型梱包方式輸送を開発したもの。

日本全国で回収される複合機の約2割が集まる関西リサイクルセンターでは、梱包費・運送費などのコストがかかるため、リユースが可能な回収ユニットであっても、静岡県御殿場市のリユースセンター(リコー環境事業開発センター)へ運搬せず、マテリアルリサイクルしていた。

新たに開発した超簡易型梱包方式輸送により、回収ユニットをリユースセンターに低コストかつ品質に問題なく運搬し、関西・四国地域の回収ユニットのリユースが可能となった。

これにより、関西・四国地域だけでなく、より広範囲の地域から複合機が関西リサイクルセンターへ回収され、回収量は全国の約2割から約3割へと増加し、リユースする回収ユニット数の拡大も実現した。

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