データマインは11月10日付で、米国海上コンテナ輸入の10月実績をまとめた。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較(12か月・3年間2017年10月)>
アジア主要10か国・地域発のTEU(B/L・Loading Port/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前年同月比6.2%増の141.7万TEUと過去最高となった。
1~10月累計でも6.1%増の1295万TEUとなり、過去最高となった。
アジア発の主要品目(HS2桁)の動きは、全体の15%を占める家具類(HS94)が11.4%増、8.8%を占める電子電機(HS85)が2.2%増、8.1%を占める機械類(HS84)が9%増で、続く玩具・運動具(HS95)、アパレル(HS61)はそれぞれ4%と3.3%の減だったが、プラスチック(HS39)は9.1%増だった。
自動車関連(HS87)は2.7%減だったがゴム製品(HS40)は11.7%増、履物(HS64)は0.5%増、鉄鋼製品(HS73)は0.3%増で、これら上位10品目(シェア63%)合計は4.3%増だった。
国・地域別では, アジア発の63%を占める1位中国発は前月比0.8%増と横ばいだったが、前年比は8か月連続のプラスで6.5%増(1-10月累計7.8%増)だった。
2位(シェア9.4%)韓国発は自国分が2.2%減だったがTS分を含めて4.9%増と4か月連続プラス、累計では2.6%増だった。
3位香港発は3.8%増と4か月連続プラスで累計では3.1%増だった。
4位台湾発は8.1%減と6か月連続マイナスで累計では4.9%減。5位ベトナム発は29.1%と8か月連続プラスで累計も32.5%増だった。
6位シンガポール発は4.3%増と20か月ぶりにプラスで、累計は13.2%減。7位 日本発(直航分)は3か月連続のマイナスで3.8%減だったが、累計では3.2%増だった。日本発韓国TSは14.4%増、韓国発米国向けシェア4.5%だった。
8位インド発は8か月連続のプラスで13.6%増、累計では12.2%増)だった。9位タイ発は19か月連続のプラスで25.7%増、累計では22%増。10位マレーシア発は3.3%増と2月間プラスだったが累計では3.7%減だった。
アジア発に対する、米国10大港の動きは、西岸5港が0.8%増だったのに対して、東岸・ガルフ5港は14.2%増で、シェアも31.4%から33.8%と2.4ポイント増だった。
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