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栃木県佐野市/内陸に海上コンテナ基地「佐野インランドポート」開所

2017年11月10日/物流施設

栃木県佐野市は11月9日、「佐野インランドポート」を開所した。

<位置図>
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<佐野インランドポート>
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<デモンストレーションの様子。第1号のコンテナとしてOOCLのftコンテナが搬入され、リーチスタッカーでシャーシからコンテナヤードに降ろす作業を行った>
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インランドポートとは、国際海上輸送で用いられる海上コンテナの保管や、積み替えを行うサービスを提供することで、内陸部での海上コンテナ輸送の効率化を実現する「内陸の港」と呼ばれるもの。

立地場所は、佐野田沼インター産業団地内で、事業面積は約1.1ha。事業費約8億円で開発を進めていたもので、港湾物流の中心として機能させ、物流に関する企業と輸出入企業の誘致を促進する。

指定管理者は茨城県坂東市のインランドデポの運営を行っている実績を持つ茨城県の吉田運送。主な運営業務はコンテナ輸送の支援、通関手続きの支援、荷役支援、貨物の保管業務、コンテナの管理、メンテナンス業務等。

なお、佐野市は市内にIC2か所とスマートIC1か所を有する高速交通都市。この7月には出流原サービスエリアでのスマートインターチェンジの事業化も決定。恵まれた高速交通網を有しているだけに、市の優位性に着目し市長を先頭に佐野インランドポート実現に取り組んできた。

<開所式のテープカット左からさのまる、赤松県副知事、岡部市長、高橋政務官、井川佐野市議会議長 後ろに見えるのが倉庫棟>
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■概要
名称:佐野インランドポート
住所:栃木県佐野市戸奈良町2500-3 佐野田沼インター産業団地内
事業主体:佐野市
指定管理者:吉田運送
敷地面積:1ha
主な施設
管理棟
 建築面積259.99m2
 延床面積258.36m2
 階数1階
倉庫棟
 建築面積931.19m2
 延床面積1004.19m2
 階数1階
危険物倉庫等
 建築面積57.19m2
 延床面積52.56m2
取扱能力
 コンテナ蔵置本数:最大100本(40ftの場合)
年間最大取扱量(想定):1万3000TEU

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