新日鉄興和不動産は11月30日、物流施設事業に本格参入すると発表した。
物流施設「LOGIFRONT(ロジフロント)」シリーズを新規展開し、12月1日に埼玉県越谷市に第1弾の「LOGIFRONT越谷I」を着工、東側敷地に第2弾として「LOGIFRONT越谷II」の開発計画を進めている。
新日鉄住金グループの遊休地活用などを含め、首都圏に限らず関西圏やその他エリアにおいても物流施設事業を展開する。
すでにLOGIFRONT(ロジフロント)のロゴマークを作成し、ロジスティックを象徴する頭文字の「L」を掲げ、「ビッグL」と名付けた。
「ビッグL」の中には物流を想起させる箱状の長方形がスライドし、フロント(front)の頭文字「F」を忍ばせた。
物流事業の最前線インフラとして顧客の多様なニーズに対応すると共に、今後も進化・発展し続けるサプライチェーンやインターネット通販市場などに対応する最新鋭の物流施設として、顧客と一緒に新たなビジネスチャンスを開拓したいとの想いを込めているという。
<12月1日に着工するLOGIFRONT越谷Iの完成予想図>
物流施設事業の実績では、新日鉄住金君津製鉄所東京地区のグラウンド跡地に、新日鐵住金から土地を借り受け、物流施設「板橋物流センター」を開発し、テナントに一括賃貸している。
さらに、新日鉄住金和歌山製鉄所堺地区の酸素工場跡地に、新日鐵住金から土地を借り受け、物流施設「南大阪流通センター」を開発し、テナントに一括賃貸している。
三井不動産、日鉄興和不動産/25.6万m2の物流施設にかける思い