ナビタイムジャパンは1月30日、法人向けの運行管理サービス「ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション」で、共同配送向け機能の提供を開始すると発表した。
共同配送向け機能として2つの機能に対応した。従来、配送場所が同じでも荷主の違いなどにより別案件として複数の作業情報が表示されていたものを一つの場所として統合し表示する。
これにより、ドライバーが同一配送先の複数案件を意識する必要がなくなり、配達の記録漏れを防ぐことができるほか、配送計画作成時の配送順並べ替え作業の負担を軽減する効果も期待できる。
また、荷主ごとの専用画面を用意して、ドライバーの配送状況や到着予定時刻、完了情報などを一覧で確認できる機能を提供。
今回の対応により、荷主は、「荷物がいつ届くのか、どこまで作業が完了しているのか」を問い合わせることなく、専用画面からすぐに検索、確認することが可能となり、荷主と配送会社間の進捗・状況などの業務コストを削減することができる。
これらの機能は、第一倉庫冷蔵で先行して提供開始しており、業務改善に活用している。
なお、共同配送とは、複数の荷主が同じ運送トラックを利用して、共同で荷物を配送すること。
トラックドライバー不足を背景に、配送の効率化による労働環境改善、コスト削減、環境負荷低減に貢献する取り組みとして、昨今注目されている。