日本郵船は4月11日、フィンランド共和国のヤリ・グスタフソン(Jari Gustafsson)雇用経済省事務次官ら政府関係者と同国海事産業7社の関係者ら計15名が4月10日、日本郵船を訪問したと発表した。
日本郵船の丸山英聡取締役・専務経営委員、北山智雄経営委員、吉田泰三経営委員、グループのMTIの田中康夫社長と会談した。
フィンランド政府は、海運産業の国際競争力向上のため、デジタル化の促進や自律運航に関わる技術開発などに積極的に取り組んでいる。会談の中では、フィンランド企業各社の優れた舶用技術や、グループの船舶IoT、ビッグデータ活用に関する最新の取り組みなどについて、活発な意見交換が行われた。
同日、在日フィンランド大使館で開催された北極圏での事業開発をテーマとする「日本‐フィンランド・アークティック・セミナー」には、両国の海事関連企業・団体から約60名が参加し、両国のビジネス協力のありかたなどについて議論が交わされた。グループからはMTIの安藤英幸船舶技術部門長が海運におけるIoTと自律航行船についてプレゼンテーションを行った。