日野自動車は5月31日、大型トラック「日野プロフィア」のトラクターシリーズをモデルチェンジすると発表した。
9月から適用される「2016年排出ガス規制」に適合させ、7月10日に発売する。
新型「日野プロフィア」トラクターは、昨年5月に発売した新型「日野プロフィア」同様に、エクステリアデザインとインテリアデザインを一新。トラックとしての基本性能を大幅にアップさせ、安全性能の大幅進化を実現した。
PCS(衝突被害軽減ブレーキ)は機能を向上させ、停止車両や歩行者も検知して衝突回避を支援することが可能。
さらに常時ハイビームを使用可能で夜間の視認性を向上させる「可変配光型LEDヘッドランプ」を標準装備するとともに、トラクター専用機能として「作業用トレーラブレーキ」を新たに追加し、安全な走行をサポートする。
また、ICTサービス用の通信端末を搭載しており、4月より提供を開始した新サービス「HINO CONNECT」にも対応している。
各種顧客向け通知機能やウェブ閲覧機能を備えており、万一のトラブル発生時の迅速な対応につなげ、顧客車両のアップタイム最大化を支援。また省燃費運転サポート機能も強化している。
トラクターのモデルチェンジに合わせて、従来のクルーズコントロール機能に渋滞追従機能を追加した「スキャニングクルーズIII」を新たに設定した。
この「スキャニングクルーズⅢ」はトラクターを含む「日野プロフィア」一部車型に標準装備し、ドライバーの運転負荷軽減に貢献する。
2PG-SH1EDGG(ハイルーフキャブリヤエアサス、スキャニングクルーズⅢ標準装備、E13C<ET-XX>331kW(450PS)、Pro Shift12(プロシフト12))で東京地区希望小売価格1933万7400円(税込)。