東芝メモリとウエスタンデジタルコーポレーションは9月19日、3次元フラッシュメモリを製造する東芝メモリ四日市工場の第6製造棟とメモリ開発センターを竣工したと発表した。
第6製造棟は、3次元フラッシュメモリ固有の工程を行う製造棟で、東芝メモリが2017年2月に着工。
今回、2期にわたる建設工事を完了し、延床面積4万m2の建屋を完成させた。
完成したスペースへ2017年12月から両社で成膜、エッチングなどの最先端生産設備の導入を進め、9月から96層積層プロセスを用いた3次元フラッシュメモリの量産を開始している。
また、第6製造棟の隣接地には、延床面積4680m2のメモリ開発センターを建設。3月から運用開始し、3次元フラッシュメモリの開発を進めている。
3次元フラッシュメモリは、エンタープライズ用サーバ向けやデータセンター向けSSD、スマートフォン向けを中心に需要が伸びており、長期的な市場の拡大が見込まれている。
今後は市場動向に応じて追加投資を行い、生産体制を拡充していく方針。