川崎汽船は11月20日、ジクシス向けの新造大型LPG船「GENESIS RIVER」が、川崎重工業の坂出工場で竣工したと発表した。
<GENESIS RIVER>
GENESIS RIVERは、コスモ石油、昭和シェル石油、住友商事、東燃ゼネラル石油のLPガス事業統合会社としてジクシスが設立された2015年に、同社と川崎汽船との間で締結された定期傭船契約に従事するため、川崎重工業の坂出工場で建造が進められていた新造船。ジクシスの土井社長によって、11月2日に命名された。
川崎汽船とジクシスによる2隻目の契約船で、推進性能の向上と低燃費化を実現したほか、バラスト水処理装置を搭載し、海洋生態系保護にも配慮している。今後はジクシスで拡大するLPG輸送ニーズに応え、世界各地を航海していく。
■GENESIS RIVERの主要目
全長:229.90m
型幅:37.20m
型深:21.00m
満載喫水:11.20m
載貨重量トン数:5万4149トン
総トン数:4万6794トン
貨物タンク容積:8万2418m3
船籍:パナマ共和国
船級:ABS