NTTロジスコは3月1日、レンタル機器のクリーニング作業に「自動クリーニング作業ロボット」を埼玉物流センターに導入したと発表した。
自動クリーニング作業ロボットは、全国通信用機器材工業協同組合に加盟する日辰電機製作所が中心となり共同開発したもので、ロボットアーム(多関節ロボット2機)とドライアイスを使用し、ドライアイスの粒子を圧縮空気で噴射させ短時間で機器の汚れを除去する。
<クリーニング作業の様子>
最大処理能力は、1時間あたり約280台、最大200パターンのクリーニング方法の登録が可能で、従来の手作業でのクリーニングと比較し大幅な生産性向上を実現を見込んでいる。
同社では、環境負荷低減に向け、撤去・回収したレンタル機器を再利用可能とするためのリファビッシュ業務(クリーニング、動作試験等)を実施していたが、クリーニング作業は人手による作業が中心で、様々な生産性向上を図ってきたが、近年の人手不足のため、生産性向上が求められていた。
今後、今回のロボットを様々なレンタル機器のクリーニング業務に適用を拡大していく予定。
なお、自動クリーニング作業ロボットについて、NTTロジスコは日辰電機製作所と特許を共同出願している。