日本ポリエチレンは5月9日、ポリエチレンを5月21日納入分から値上げすると発表した。
ポリエチレンの原料である原油価格が大幅に上昇し、国産ナフサ価格についても、原油の高騰、域内の堅調なナフサ需要及び為替も円安が定着していることにより、2019年第2四半期~第3四半期には48千円/KLを超える水準となることが見込まれる。これに伴い、用役・副原料価格も上昇。
また、昨今の人手不足により物流事情はますます逼迫してきており、安定物流を確保するために物流費も大幅に上昇している。
急激な原燃料コスト及び物流費の上昇を自助努力のみで吸収することは困難として値上げに踏み切るもの。
■概要
対象品目:ポリエチレン全製品
改定時期:2019年5月21日納入分より
改定幅:
+15円/kg 以上
(内訳)
ナフサ及び用役・副原料価格上昇分 +12円/KG 以上
物流費上昇分 +3円/KG