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上組/カンボジア・シハヌークビル港湾公社への資本強化

2019年05月24日/国際

上組は5月24日、カンボジア王国シハヌークビル港湾公社((Port Authority of Sihanoukville)(PAS))の議決権付き発行済み株式総数の約2%を取得したが、PASへの資本強化を図るため、PAS発行株式約11%を取得し、取得合計株式総数が約13%になったと発表した。

PASは円借款で整備されたカンボジア王国で唯一外洋に面したシハヌークビル港を運営しており、年間コンテナ取扱数は2013年の約28.5万TEUから2018年には約54.3万TEUに増加、平均増加率は10%を超えており、今後も高い成長率が見込まれている。

上組は、東南アジアで既存港湾ターミナル運営の充実と新規港湾ターミナル運営への参画を進めており、このたびのPASへの資本強化を通じてPASとの関係を深め、カンボジアにおける物流展開を推進するとともに、アセアン地域を中心とする港湾ターミナルネットワークの構築を積極的に進めていくとしている。

■取得株式
株式総数:9,434,916 株 (議決権付き発行済み株式総数の約11%)
取得方法:独立行政法人 国際協力機構との相対取引による売買

■PASの概要
所在地 :Sangkat No.3, Sihanoukville City, Preah Sihanouk Province,
               Kingdom of Cambodia
主要施設:コンテナバース                 750m
     多目的バース                330m+200m
     在来線バース                  290m
     客船バース                   290m
     経済特別区(SEZ)                70ha
     コンテナ蔵置能力               8400TEU
     空コンテナヤード蔵置能力           3000TEU

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