三菱ケミカルは7月29日、ポリプロピレン長繊維「パイレン」の価格改定を実施すると発表した。
改定幅は50円、実施時期は10月1日出荷分より。
原油・ナフサ価格の上昇に伴い、「パイレン」の主原料であるポリプロピレン樹脂の価格が上昇しているだけではなく、副原料・燃料の価格や人手不足を背景に物流費が大幅に高騰しており、事業の採算を圧迫していることから、実施するもの。
製造コストの削減、販管費の圧縮等の徹底したコストダウンに取り組んできたが、こうした自助努力だけではかかるコスト上昇分を吸収することは極めて困難であると判断し、今後安定した供給を継続するためには、価格改定をお願いする事にしたもの。