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損保ジャパン日本興亜、セガ・ロジ/高齢者運転シミュレータ開発

2019年10月16日/IT・機器

損害保険ジャパン日本興亜とセガ・ロジスティクスは10月16日、高齢者の事故の削減を目的として、運転に関する認知機能や運転技能を診断・トレーニングできる機能を備えた「運転シミュレーター」を共同で開発し、12月から提供を開始すると発表した。

<運転シミュレーター設置例>

20191016sega1 - 損保ジャパン日本興亜、セガ・ロジ/高齢者運転シミュレータ開発

<シミュレーション画面イメージ>

20191016sega2 - 損保ジャパン日本興亜、セガ・ロジ/高齢者運転シミュレータ開発

<診断結果イメージ>

20191016sega3 - 損保ジャパン日本興亜、セガ・ロジ/高齢者運転シミュレータ開発

損保ジャパン日本興亜の「安心・安全・健康に資する最高品質のサービスを提供する」という経営理念と、セガ・ロジスティクスサービスの「高齢ドライバーによる事故を未然に防ぐための運転シミュレーターの開発、製造に取り組んでいく」という企業方針が一致。

両社は、高齢者の事故削減を目的に運転に関する認知機能や運転技能の診断・トレーニング機能を備えた運転シミュレーターを共同で開発した。

シミュレーター上の運転結果をもとに、危険予測や判断力・記憶力など運転に関する認知機能のレベル、操作の正確性や反応速度など運転技術のレベルがチェックできる。また、チェック結果を、「運転脳年齢」および「運転技能分析」としてスコア化し表示する。

トレーニング効果等では、シミュレーターでさまざまな運転シーンを繰り返し体験することで、記憶力や判断力・反応力などのトレーニングにつながる。シミュレーター上で事故のヒヤリハットの場面を経験することで、実際の車の運転時の事故防止意識の高まりを期待できる。

今後、両社は自動車ディーラーや自動車教習所などへ、この運転シミュレーターの導入提案を行い、多くの人々に利用してもらうことで高齢者の事故の削減と安全なクルマ社会の実現を目指していく。

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