日本ミシュランタイヤは1月20日、ワイドシングルタイヤ「MICHELIN X One LINE ENERGY D」が、いすゞ自動車の大型トラック「ギガ」最新モデルのオプション装着タイヤに採用されたと発表した。
＜ギガに作用された「MICHELIN X One LINE ENERGY D」＞
＜ギガ最新モデル＞
サイズは445/50R22.5。全国のいすゞ販売店で2020年3月上旬より受注体制に入る予定。
この車両は、2019年12月26日にいすゞが発売開始した、先進安全装備とドライバー疲労軽減装備を拡充し、コネクテッド機能を進化させたいすゞの大型トラック「ギガ」の最新モデル。
「MICHELIN X One」は、車両の輸送効率向上ならびに環境負荷低減に貢献するトラック・バス用ワイドシングルタイヤ。トラックの後輪に装着されている2本（ダブルタイヤ）を1本にするというコンセプトで、1車軸当たり約100kgの軽量化につながり、燃費効率にも優れていることが特徴。駆動軸にも使用できるということにより、輸送業界で注目を集めている。
車両の後輪2軸にMICHELIN X Oneを装着した場合、車輛重量を約200kg軽減できる。慢性的な人手不足という構造的課題を抱える輸送業界においては積載量増による輸送効率向上につながる点が大きなメリット。また、部品点数が半減することでメンテナンス負担軽減、シングルタイヤになることでハンドリング性能が向上によるドライバーの疲労軽減にも貢献する。
