スイスのInterroll社は3月18日、新しいクロスベルト・ソータを3月12日に発売したと発表した。
<新しいクロスベルト・ソータ>
<インフィード・コンベアも用意>
クロスベルト・ソータ「MX 025H」は、機械式駆動による水平クロスベルト・ソータで、搬送速度は、すでに提供しているInterrollのクロスベルト・ソータST 6160が1.8m/sであるのに対し、最高2.5m/sへと高速化している。
したがって、1時間あたり最大2万個という速度で搬送物を処理することが可能。同時に、この高性能クロスベルト・ソータMX 025Hは、最大50kgの荷物を搬送できる。加えて、キャリアの幅が50%も拡大し、異なる寸法の荷物を仕分けする場合の柔軟性が大きく向上した。
また、保守も極めて容易で低コストに行える。理由はたくさんあるが、なにより第一に、駆動チェーンをラバーベルトに切り替えたこと。そのため、潤滑の必要がない。第二に、ベルトの交換を大幅に容易かつ迅速に行えるようにした。
ただし、十分な試験を行った結果から、たとえ24時間運転しても、このようなベルトの交換は何年も不要であることが明らかになっている。またキャリアも素早く交換でき、摩耗部品も低価格に抑えた。こうしたすべての改善点が、保守コストの大幅な抑制に貢献し、従来のクロスベルト・ソータより約50%も減少する。
機械式駆動コンセプトを採用しているため、最大の処理速度でも67dBA以下と、このソータは極めて静粛に稼働する。社内の試験センターで広範な荷重に対する耐久試験を行ったのに加え、一部の顧客はすでに1年近く利用しているという。