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ワコン/冷凍対応のコロナワクチン移送容器を発売

2021年03月29日/IT・機器

ワコンは3月26日、「コロナウィルスワクチン移送用保冷バッグ」の冷凍移送対応品(-15℃以下輸送)を発売したと発表した。

<セット内容>
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「コロナウィルスワクチン移送用保冷バッグ」については現状で冷蔵移送対応品を販売しているが、今回あらたに冷凍移送にも対応した製品を発売する。

新製品は、保冷剤を変えることで冷蔵移送と冷凍移送の兼用が可能。外気温35℃環境下で冷蔵(2~8℃)の場合に24時間、冷凍(-15~-25℃)では15時間維持できる性能を有している。

従来、新型コロナウィルスワクチンの小分け移送時間は冷蔵温度帯(2~8℃)で3時間以内とされていたが、3月12日に厚生労働省健康局健康課予防接種室が行った自治体説明会では、冷凍温度帯(-15~-25℃)を前提に24時間以内まで拡大されている。

新製品を使ってワクチンを冷凍移送し、そのまま接種施設で冷凍保管することで、従来5日間だった使用期限を最大14日間まで延長できる。

新製品には、50本のバイアルを収納可能な専用ホルダー、内部の輸送振動を抑える緩衝材、専用の保冷材が付属。外装は防水性のあるプラスチックパネルを採用している。価格は1万3500円(税別)。

■コロナウィルスワクチン移送用保冷バッグのセット内容
・保冷バッグ(発泡EPS容器+プラスチック(外装)) サイズ338x338x185㎜
・バイアルホルダー(バイアル50本収納)1個 サイズ190x190x46㎜
・保冷剤5枚×2セット(冷蔵用・冷凍用)※事前凍結必要
・緩衝材1枚(輸送振動を抑制)

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