日本郵船は8月27日、青森県八戸港沖で木材チップ専用船CRIMSON POLARISが座礁し、船体が分断して油濁が発生している件で、8月27日、分断された船体の船首部が、船主が手配したサルベージ会社によって八戸港内に曳航され、係留されたと発表した。
気象・海象の影響で海上での船首部の油抜き取り作業が長期化する見込みとなったことや、作業をより円滑かつ安全に行うため、船主・管理会社が地元自治体、関係団体、漁業関係者、その他関係者の理解と協力を得て、八戸港内への曳航と係留を行ったもの。
今後、船主が手配したサルベージ会社によって船首部の残存油の抜き取り作業が行われるとともに、積載貨物の陸揚げが行われる予定。順調に作業が進んだ場合、残存油の抜き取りが9月中旬、積載貨物の陸揚げは9月末の作業完了を見込んでいる。船尾部については、海上保安庁および関係者が調査を継続している。
