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プロロジス/兵庫県・猪名川町で21.8万m2の物流施設竣工

2021年11月26日/物流施設

プロロジスは11月26日、兵庫県川辺郡猪名川町において、「プロロジスパーク猪名川1」の竣工式および「プロロジス猪名川プロジェクト」完成セレモニーを挙行したと発表した。

<左「プロロジスパーク猪名川1」 右「プロロジスパーク猪名川2」>
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「プロロジスパーク猪名川1」は、プロロジスの国内100棟目の開発案件であり、一棟の床面積としては最大の施設。本年8月に竣工した「プロロジスパーク猪名川2」と合わせて、延床面積約38万m2の物流ハブ「プロロジス猪名川プロジェクト」が完成した。両棟合わせて賃貸面積の約90%が賃貸借契約を契約済みだ。

「プロロジスパーク猪名川1」「プロロジスパーク猪名川2」は、兵庫県川辺郡猪名川町南部に位置している。約3分(約2km)の地点に新名神高速道路 「川西」ICが開通し、大阪市内への配送に加えて、京都・神戸の関西三大消費地へも約50分圏内でカバーでき、西日本各地へ効率的にアクセスが可能な立地。猪名川町は大阪・神戸のベッドタウンとして機能しており、開発地周辺には労働人口が多く、施設内の働き手確保の点からも有利な立地と言える。

「プロロジスパーク猪名川1」は、6階建て延床面積約21万8000m2、免震構造を採用したマルチテナント型物流施設として開発した。ダブルランプウェイにより各階に45フィートコンテナセミトレーラーおよび21mフルトレーラーがアクセスできる設計だ。中央車路を隔ててワンフロア最大約1万坪と、効率的なワンオペレーションが可能な大型物流施設。さらに、防火区画を約3000m2と通常の2倍にすることで、大型マテハンの導入や、庫内の自動化に対応しやすい施設仕様とした。

1-5階および6階の一部には、工業用間接資材の通信販売大手、MonotaROが入居する。MonotaROは、西日本全域への配送利便性や新名神高速道路を利用した幹線輸送に適した立地、ワンフロア当たりの面積が広く、無人搬送ロボットやマテハンを利用した物流オペレーションもしやすい点、免震構造を採用した防災性などを評価し、入居を決定した。

<カフェテリア>
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<休憩室>
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地域の人々も利用できるカフェテリアと24時間営業のコンビニエンスストアを含め、休憩スペースを3か所に設け、働く人々が憩い、くつろぐことができる快適な場を提供する。休憩所は1階の他、6階に2か所設置。席数は1階が200席、6階が2か所で100強の席となっている。

周辺地域からの自動車通勤を想定し、敷地内に約690台の駐車場を整備。また、「川西能勢口」駅から「プロロジスパーク猪名川2」前まで、阪急バスが路線バスの運行を開始しており、「プロロジスパーク猪名川1」前にも停留所が設けられる予定だ。

■概要
名称:プロロジスパーク猪名川1
所在地:兵庫県川辺郡猪名川町差組字小谷101-1
敷地面積:10万7172.74m2(3万2419.60坪)
延床面積:21万8179.42m2(6万5998.97坪)
構造:6階建て(免震構造) 柱RC・梁S造
バース/車路:212台/中央車路
着工:2020年6月
竣工:2021年11月

名称:プロロジスパーク猪名川2
所在地:兵庫県川辺郡猪名川町差組字小谷101-2
敷地面積:8万5380.88m2(2万5827.71坪)
延床面積:15万8644.29m2(4万7989.89坪)
構造: 5階建て 柱・梁S造
バース/車路:235台/片車路
着工:2020年6月
竣工:2021年8月

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