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三菱ケミカル/アクリルシート値上げ、物流費高騰も一因

2022年03月07日/生産

三菱ケミカルと三菱ケミカルメタクリレーツは3月7日、PMMAレジン及びアクリルシートの国内価格を改定することとし、取引先との交渉を開始したと発表した。

対象製品は、アクリペット(TM)(PMMAレジン)、アクリライト(TM)(アクリルシート)、改定幅は国内価格+20%。改定時期は2022年4月1日出荷分より。

PMMAレジン及びアクリルシートの国内需要は、コロナ禍において導光板等の巣ごもり需要が堅調に推移し、その他一般用途の需要も回復傾向が続いている。一方で、PMMAレジン及びアクリルシートの原料であるMMAモノマーは、原燃料価格の高騰等により製造コストが大幅な上昇を続けている。また、国内外での物流費の高騰により、添加剤及び梱包副資材等の価格も引き続き上昇していることに加えて、工場のメンテナンス費用等のコストも上昇している。

同社としてはコスト上昇分を吸収するためにこれまで自助努力を続けてきたが、これ以上の負担は極めて困難な状況となり、今後も国内顧客へ良品質の製品を安定的に供給していくためには価格改定を実施せざるを得ないとの判断に至ったもの。

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