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中部冷蔵/愛知県新城市で2.4万m2の完全自動冷凍倉庫稼働

2022年08月03日/物流施設

ラックランドは8月3日、防熱工事と冷凍設備工事の設計・施工を担当した中部冷蔵の完全自動冷凍倉庫「新城マザーセンター」(愛知県新城市)が7月に稼働を開始したと発表した。

<中部冷蔵 新城マザーセンター>
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「新城マザーセンター」は、アイスクリームや冷凍食品など幅広い商材を扱う完全自動冷凍倉庫で、保管能力はF級3万トンを有する。東京~大阪間の中心にある愛知県新城市に位置し、東西および北陸圏を結ぶハブセンターとして機能している。

同施設は、天井高が冷蔵庫業界最大級の30m(6階相当)と特殊であったことから、全面での足場を組まずに済むよう日本に数台しかない高所作業車を導入し、施工の効率化と工期短縮を図ったほか、軽量で断熱性を兼ね備えたパネル素材を採用し高所でも組み立てやすくした。加えて、地震への脆弱性が懸念されたため、大規模地震を想定してメーカーと協議を行い、高さのある壁に対する脱落防止の地震対策を施した。

そのほか、フロン排出を抑えて環境に配慮したいという施主の要望に対して、新冷媒「R449A」に対応可能な日本でも2例目となる大型冷凍機械設備(一体空冷式のスクリュー冷凍機)をメーカーに開発製作してもらい、導入。これにより、GWP(地球温暖化係数)を2025年までに1500以下にするという基準を1282という値でクリアし、SDGsの目標13(気候変動に具体的な対策を)の達成にも寄与した。

■中部冷蔵 新城マザーセンター概要
所在地:愛知県新城市八束穂イバラ740-32
交通:新東名高速道路「新城IC」から車で3分
敷地面積:2万6612.3m2
延床面積:2万3806m2(冷凍自動倉庫1万9820m2、荷捌き(冷蔵)3034m2等)
構造:鉄骨造
設備:入荷バース14台、出荷バース11台、ドックレベラー3基、冷凍自動倉庫ラック
駐車場:トラック待機場21台、普通車15台
稼働:2022年7月(2022年6月竣工)

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