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飯野海運/INEOS社と大型液化エタン船2隻の長期定期用船契約

2022年12月01日/3PL・物流企業

飯野海運は11月30日、INEOS Europe AG社(INEOS社)と9万9000m3型VLEC(Very Large Ethane Carrier)2隻に関する長期定期用船契約を締結したと発表した。

この船は2025年と2026年にそれぞれ竣工しINEOS社に貸船される。

60年超のガス船事業の実績を持つ同社にとって初めてのVLECの定期用船契約となり、現行の約100隻の運航船隊にこの2隻が新たに加わる。この船は、従来の燃料油と比較し二酸化炭素の排出量が少ないエタンを燃料として使用可能な二元燃料主機関搭載船となる。

INEOS社はこの契約の締結により10隻のVLECと8隻の2万7500m3型の液化エタン船合計18隻を擁する世界最大の液化エタン船運航会社となる。

飯野海運の當舍裕己社長は「今回の契約は、当社にとって新しい貨物となる液化エタンを輸送する大変意義深いものであり、今後の当社のエネルギー輸送事業の拡大にも資するものと考えている。INEOS社は環境負荷低減・安全に対し高い意識を持つ世界の化学事業におけるリーディングカンパニーであり、同社と長期的かつ良好なパートナーシップを構築できることを大変嬉しく思う」と述べている。

また、INEOS Trading & ShippingのDavid Thompson CEOは「今回の契約は、INEOS Trading & Shipping社にとって新たな前進であり、液化エタン輸送の継続的な成長を意味するもの。飯野海運は、安全性、信頼性、効率性を重視した経験豊富なパートナー。我々はこの新しい長期的なパートナーシップを大変嬉しく思う」 と話している。

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