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川崎近海汽船/オフショア支援船事業マルコポーロ・マリンと覚書

2022年12月06日/SCM・経営

川崎近海汽船は12月6日、川崎汽船との合弁会社であるケイライン・ウインド・サービスが、シンガポールのオフショア支援船事業会社であるマルコポーロ・マリン社と、洋上風力向けオフショア支援船の共同事業開発に向けて検討を開始することとし、覚書を締結したと発表した。

2050年カーボンニュートラル実現のため、再生可能エネルギーの主力として洋上風力発電による電力供給拡大が期待されている。日本を含めたアジア・太平洋各国においても開発計画が進んでおり、欧州で確立された洋上風力に関わる技術を風土や歴史的産業が異なる洋上風力新興地域に浸透させていくことが出来るかが課題となっている。とりわけアジア・太平洋水域においては地震・台風・雷といった特徴のある気象・海象条件下においても安全に洋上風力発電所を建設・維持していくことが大きな課題となっている。

ケイライン・ウインド・サービスにおいては、川崎汽船グループがこれまでグローバルに展開している貨物輸送事業で培った世界トップクラスの安全運航・高品質輸送のノウハウ並びにオフショア支援船事業及びその運航ノウハウをもって洋上風力発電発展に貢献することを目指す。同じくアジア水域において豊富なオフショア支援船事業実績を持つマルコポーロ・マリン社と共にお互いの得意領域を持ち寄って、最適な洋上風力向けオフショア支援船の共同事業開発に向けて検討を行っていくとしている。

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