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佐川急便/山間地域のドローン配送、2025年度実用化へ

2023年01月10日/IT・機器

佐川急便、イームズロボティクス、日本気象協会、サンドラッグの4者は1月10日、東京都青梅市でドローン配送の実証実験を実施すると発表した。

<使用機体:イームズロボティクス製「LAB6150」(最大ペイロード10kg)>
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<飛行ルート図(全長4.8km)>
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実証実験では、地域住民等から注文を受けたサンドラッグの商品(日用品、市販医薬品、食品等)を、ドローンを活用し、最短で当日中に青梅市内の指定場所まで配送する。実施期間は1月11日~2月10日まで。1日最大5往復の運航を予定している。

また、期間中にアンケートを実施し、利用実績や利用者の要望をもとにサービスの実用化に向けた取り組みを推進することで、山間地域でのドローンによる商品のダイレクト配送サービスの2025年度中の実用化を目指す。

4者は、7月28日に東京都が実施する「都内におけるドローン物流サービスの社会実装を目指すプロジェクト」の選定を受け、山間地域の生活利便性向上と持続可能な配送スキーム構築を目指し、協議を重ねドローン配送プロジェクトを共同で推進している。

今回の実証実験は、12月5日の改正航空法の施行によって解禁された「レベル4飛行」を見据えたもの。山間地域等で将来見込まれる物流の人手不足や、災害時の道路寸断、買い物弱者対策といった課題を解決し、住民の生活利便性の維持向上を図るために、新たな輸送手段として安全で効率的なドローンによる配送スキームの確立を目指す。

また、期間中には地域の小学校で児童と地域住民を対象としたドローン物流に関する教室を開催し、ドローン物流の社会受容性向上にも取り組む。

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