台湾に本社を置くIP監視ソリューションプロバイダーのVIVOTEK（ビボテック）は6月21日、全方位カメラFE9380-HVを中心とする大規模監視システムが、日本最大の倉庫面積とネットワークを有する国内最大手の物流会社の物流センターで採用されたと発表した。
＜倉庫天井に設置された全方位カメラFE9380-HV＞
明治創業以来、オリンピックや日本万国博など数多くの歴史的イベントに関わる海上輸送から、国内外での物流拠点の展開、ITを活用した最新のロジスティクス・ソリューションの提案まで、業界のニーズを普くカバーするこの物流会社は、日本各地に2000以上の流通拠点を展開している。
今回、倉庫内にセキュリティ監視システムを構築することで、中央（京都オフィス）から各拠点を集中監視できるようにし、既存の物流システムをよりスマートで円滑に運営できるようにした。また、1万1000坪もの広大な敷地をすみずみまでカバーしながらも、設置するカメラ台数は最小限に抑えることでコストの削減を図った。
具体的には、VAST2（VIVOTEK製VMS）で統合される大規模なセキュリティ監視システムを、パートナーのたけびし社と連携して構築。倉庫内には、パレットを積み増しした際にも死角なく360°の監視が可能な全方位カメラFE9380-HVを105台、倉庫の外周監視には、設置後でもピントやズームの調整が可能な屋外向けバレットカメラIB9368-HTを14台、倉庫内の事務所には、これらのバレットカメラの映像を録画するためのNVR ND9425Pを2台、さらにこれらの監視デバイスを束ね、撮影された映像を一括して録画、管理、閲覧するためのVAST 2が標準で搭載された NVR NS9521を3台導入した。
