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ZenGroup/吹田物流センターを楠根物流センターに移転・集約

2024年02月05日/物流施設

ZenGroupは2月5日、更なる機能強化とサービスレベルの向上、およびコミュニケーションの効率化に伴い、吹田物流センターの物流機能を楠根物流センターに移転・集約すると発表した。

<楠根物流センターの内部の様子>
20240205zen1 - ZenGroup/吹田物流センターを楠根物流センターに移転・集約

これに伴い、吹田物流センターは閉鎖する。

同社は、海外向け購入代行サービス「ZenMarket」、海外向けサブスクリプションボックスサービス(定期購入サービス)「ZenPop」、越境ECモール「ZenPlus」、海外プロモーション代行サービス「ZenPromo」、越境EC対応化サービス「ZenLink」を運営している。現在、会員数は210万人を超え、これまで世界175か国へ600万点以上の商品発送を行ってきた。

海外への出荷は吹田、門真、東大阪の3つの物流センターで担ってきたが、2023年12月より楠根物流センターの本稼働を開始。このたび、吹田物流センターの機能を楠根物流センターへ集約した。

<楠根物流センターの内部の様子>
20240205zen2 - ZenGroup/吹田物流センターを楠根物流センターに移転・集約

楠根物流センターへの機能集約に伴い、これまで発生していた物流センター間での貨物移動が不要となる。これにより、海外配送のリードタイムを短縮できる。また、海外向け購入代行サービス「ZenMarket」、海外向けサブスクリプションボックスサービス(定期購入サービス)「ZenPop」、越境ECモール「ZenPlus」の全てのサービスを一元管理できることにより、荷量変動や繁閑の波にも柔軟に対応ができるようになる。

楠根物流センターに吹田物流センターの機能を集約することで、分散していた部門間のコミュニケーションの活性化、業務効率化、ナレッジシェアをはかり、より安心・安全で快適な越境ECサービスの提供を実現し、利用者に対して質の高いサービスを提供していくとしている。

楠根物流センターでは、海外向けサブスクリプションボックスサービス(定期購入サービス)「ZenPop」のボックスの放送を行うシュリンク包装機を導入した。これまでは人の手作業で封緘していたが、包装機の導入により短時間で大量の製品を封緘・包装することが可能になる。また粘着テープを使用しないので箱に糊跡が残らず、ZenPopの箱自体も商品の一部としてコレクションしてもらうことが可能となる。今後も、新たな設備やシステムの導入、見直しを重ね、業務効率化、サービスレベルと顧客満足度の向上を目指すとしている。

■施設概要
名称:楠根物流センター
所在地:大阪府東大阪市楠根2-8-6
延床面積:約4300m2
機能:越境EC事業における在庫保管、入出庫・検品作業

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