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日本通運/物流環境大賞で「サステナブル活動賞」等3部門受賞

2024年06月26日/3PL・物流企業

日本通運は、日本物流団体連合会主催の第25回物流環境大賞表彰において、「サステナブル活動賞」「低炭素物流推進賞」「特別賞」をそれぞれ受賞した。

<NRBOXと右はグラスウール積載状態>
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「サステナブル活動賞」では、案件名が建材端材の複数品目同時回収(石膏ボード・グラスウール・岩綿吸音板端材再資源化)。

概要は、建設現場において、埋め立て処分をしていた建材端材の一部品目を、建材端材専用の回収容器「NRBOX」を利用して回収し、広域認定制度を活用し建材原料として再資源化した。「NRBOX」は観音開きタイプのかご台車で、積み込み時に中身が一目で分かるため、品目ごとの分別を確実に実施することができる。これにより、現場での建材端材の管理・回収が可能となり、回収した端材はすべて広域認定制度に基づき各メーカーの工場で水平リサイクルされる。異なる品目の建材端材を一つの車両でまとめて運搬し、回収車両台数を削減することで CO2排出量を削減する。今後、建材端材の回収現場を拡大し、更なる環境負荷低減に貢献するとしている。

<積載時の様子>
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「低炭素物流推進賞」は、案件名が建築現場のプレキャストコンクリート部材輸送における鉄道輸送の導入。受賞者は日本通運と、大成ユーレック、日本貨物鉄道の3社。

概要は、埼玉県にある大成ユーレックの工場で作られた階段や柱といった建築資材のプレキャストコンクリート部材輸送を、従来は大型トラックで実施していた。これを 12ftコンテナに収まるサイズ、重さで製造してコンテナに格納し、全国の建設現場に鉄道輸送することで CO2 排出量を削減した。今後も全国各地の建設現場に12ftコンテナでの鉄道輸送を進めるほか、同社所有の20ft専用コンテナの開発にも着手して鉄
道輸送の割合を増やし、更なるモーダルシフト推進に向けて取り組んでいく。

<Fresh Logiと右はプロテクトBOX>
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「特別賞」は、案件名が「プロテクト BOX with Fresh Logi」によるエコな保冷輸送の実現。

概要は、日本通運の企業向け小口貨物輸送商品「プロテクト BOX」に、断熱材を使用した保冷輸送容器「Fresh Logi」をはめ込み、貨物の温度を一定時間保ったまま輸送できるサービスを開発したもの。蓄冷剤やドライアイスを使用せず、予冷された貨物から出る冷気のみでBOX内を低温に保つことができ、冷蔵冷凍の設備が不要になることで、輸送時のCO2 排出量削減に貢献する。

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