日本通運は、能登半島地震における食糧支援に貢献した功績により、農林水産大臣感謝状を授与された。
<農林水産省 食品製造課の野添課長から感謝状を受け取る加藤取締役常務執行役員(右)>
政府は被災した自治体からの要請を待たずに支援物資などを送る「プッシュ型支援」を実施し、被災地に食料や避難所の備品、衛生用品、衣類が送られた。日本通運は政府や各団体からの要請による支援物資輸送や、政府が開設した広域物資輸送拠点(一次拠点)における荷捌きや物資管理、輸送業務等を実施した。輪島市では地域内輸送拠点(二次拠点)における物流専門家としての拠点運営助言・支援業務を行うなど、被災地支援に貢献した。
今回、災害時での食糧支援に関する意見交換も行われ、農林水産省 大臣官房 新事業・食品産業部食品製造課の野添課長より「震災によって現場が混乱している中、輸送拠点の設置について物流のプロの方々にマネジメントいただき大変助かりました」と感謝の言葉を得た。
加藤取締役常務執行役員は「我々は災害時指定公共機関として過去の災害でも行政の方々と一体となって取り組んできた経験と知見があり、今回それが生かされた。今後もその経験と知見をどう活かしていくかを意識し、常に新しい技術を取り入れながら、防災、減災につなげていく」と話した。