三菱商事ロジスティクスは8月21日、内航船を活用した輸送サービス「TODOCARRY」を日本全国各港600航路へ輸送網を拡大、また海外とつなぐ新サービスを追加したと発表した。
これまで、2023年11月より内航フェリーを活用した2024年問題対応型輸送サービス「TODOCARRY」を提供していた。現行の輸送リードタイムを維持しながらも、トラックドライバーの大幅な拘束時間削減や環境負荷軽減に資するソリューションとして、好評を得ており、輸送実績を積み上げている。
顧客の更なる利便性向上を図るため、新たな施策として、1.日本全国各港600航路までサービス航路の拡大および2.輸出入向けTODOCARRYと海外をつなぐ新サービスを追加する。
サービス航路の拡大については、当初関東-九州間でのフェリー輸送希望の顧客を対象としていたが、多くの顧客からその他航路についても要望を受け、サービス航路を日本全国へと拡充した。現在は、内航海運各社のサポートを受け、日本全国各港600航路までサービスを拡大している。顧客の集荷先および納品先を伺った上、リードタイムや価格、その他顧客の条件を勘案し、ベストな航路を提案するとしている。
輸出入向けTODOCARRYと海外をつなぐ新サービスの追加については、輸出プランについては、国内600航路以上のフェリーサービスを活用し、顧客の貨物を保税ストックポイントに集め、仕分け・通関の上、海外へ海上輸送を行う。輸入プランでは、各国から国内保税ストックポイントまで海上輸送し、仕分け・通関の上、フェリーサービスを活用し顧客の納品先まで届ける。
また、保税ストックポイントの紹介では、同社の京浜事業所が保税蔵置場となる。京浜事業所を保税ストックポイントとして活用している。