NX総合研究所は1月14日、「2024・2025年度経済・貨物輸送の見通し」(2025年1月)を発表した。
経済面では、2025年の世界経済成長率は3.2%増(IMF)、2025年度の実質経済成長率は1.1%増とプラス転換も、力強い回復は期待薄としている。
国内貨物輸送の現状と見通しでは、総輸送量は2024年度通年で1.1%減の後、2025年度も0.6%減になるとみている。総輸送量は2024年度通年で1.1%減の後、2025年度も0.6%減に。
消費関連貨物は2024年度0.9%増の後、2025年度は0.5%減と水面下に沈むとしている。生産関連貨物は2024年度0.8%減の後、2025年度は0.1%増と微増になると予測。
建設関連貨物の2024年度は2.3%減、2025年度も1.2%減と引き続き低迷すると見ている。
輸送ジャンル別では、JRコンテナの2024年度は2.0%増、2025年度も1.0%の増加、コンテナが堅調で2024年度は2.0%増に。2025年度は1.0%増と減速も、2年連続のプラスになると見ている。
自動車では、2024年度の営業用自動車は0.0%増と微増の後、2025年度は0.1%減と微減に。一般貨物は堅調ながら建設関連貨物の不振が相殺し、2024年度は0.0%増と微増になると予測。
自家用自動車の2024年度は3.1%減、2025年度も2.0%減とマイナス継続。2024年度は全品類が低調に推移し、3.1%減に、2025度も2.0%減とマイナス継続だ。
内航海運のの2024度は2.1%減、2025年度は生産関連貨物の増加を受け0.4%増と持ち直しの動き。
国内航空分野では、2024度は7.4%増と大幅な増加に、2025年度は前年度に続き5.9%増と大幅な増加の模様。2025年度上期は貨物専用便運航に伴う押し上げ効果が継続することから11.3%増に。下期に増加テンポが一段落する中、通年では5.9%増となっている。
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