雪印メグミルクは5月29日、家庭用乳食品の価格改定を7月1日、市販乳商品の価格改定を8月1日から順次行うと発表した。
国内の酪農経営を取り巻く環境は、飼料価格の高止まりやエネルギー価格の上昇により生産コストが上昇し厳しい状況が続いている。これに加え、近年の原材料や包装資材の価格上昇、人件費・物流コストの増加によりサプライチェーン全体でコストアップの影響が続いている。
こうしたコストアップは、「企業努力による吸収の範囲を超えるもの」であるとし、今回の価格改定に至ったという。
なお今回の価格改定により、メーカー希望小売価格にして2.4~10.5%ほどの値上げとなる。
■対象商品、改定内容
分類 | 改定日 | 部門 | 品目数 | 改定内容 |
---|---|---|---|---|
乳食品 | 2025年7月1日(火) 特約店着分より |
・バター ・プロセスチーズ ・ナチュラルチーズ ・練乳 |
52 | メーカー希望小売価格 改定率2.4%~10.5% |
市乳商品(市販用) | 2025年8月1日(金) 弊社出荷分より |
・牛乳 ・白物乳飲料 ・色物乳飲料 ・乳酸菌飲料 ・清涼飲料 ・発酵乳 ・デザート ・クリーム |
59 | メーカー希望小売価格 改定率2.7%~7.4% |
市乳商品(宅配用) | 2025年8月1日(金) 弊社出荷分より |
・牛乳 ・白物乳飲料 ・色物乳飲料 ・清涼飲料 ・発酵乳 |
17 | メーカー出荷価格 改定率4.3%~9.5% |
大王製紙/家庭用・業務用紙製品価格改定、物流費、人件費高騰影響