パルシステム埼玉は11月22日、蕨本部会議室で「配達担当者応対力コンテスト」を開催した。生協宅配のラストワンマイルを担う県内8配送拠点の精鋭14人が、接遇力を披露。お互いに学んだスキルを所属センターに持ち帰った。
出場したのは、2025年度上半期に誤配達や約束不履行、冷凍品の解凍や配達時の言動によるクレームを一度も受けていない職員たち。配達を想定した3分間のロールプレイングを行い、「表情・あいさつ」「商品の取り扱い」「言葉遣い・会話」「信頼感」の4項目を審査員が5段階で評価した。
その結果、委託協力会社の三協運輸サービス(埼玉県越谷市)所属で白岡センターに勤務する佐藤優奈さんが各項目で高い評価を得て優勝。佐藤さんは、「普段どおりの対応が自然にできたと思う。コンテストを通じ学んだことを、さらに配達の業務に生かしていきたい」と言う。
14人の職員はそれぞれ、日ごろの対応力を発揮し、「利用者宅への訪問時は、インターフォンを押して一定時間待ってから再度呼び出す」「相対時は、利用者を名前で呼び普段の感謝を伝える」「商品は、まとめ袋の上部をねじって落とさないよう両手で受け渡す」など確認し合った。
パルシステムとしては、この取り組みを通じ、学んだ接遇スキルを所属センターの同僚たちにも伝え、組織全体の利用者の満足度向上につなげたいとしている。


