センコーは12月24日、三菱商事が展開する、レンタル商品・EC商品の返却および返品を非対面で行うことができるサービス「SMARI(スマリ)」の物流業務を受託し、2021年11月より運営を開始したと発表した。
<専用 BOX イメージ(高さ:135cm 横:55cm 奥行き:66cm)>
少子高齢化や共働き世帯の増加、また昨今の新型コロナウイルス蔓延などの社会環境の変化により、EC市場が急激に拡大。また、SDGsの達成目標年である2030年を見据え、循環型経済の構築に社会的な注目が集まる中、レンタル・シェアリングサービス、返品無料といった付加サービスの提供が進み、利用者がEC事業者へ商品を返送する「静脈物流」も拡大が顕著となっている。
このような市場環境のなか、「SMARI(スマリ)」は、専用ボックス(スマリボックス)をローソンの店舗など、三大都市圏(首都圏・関西・中京)の約3000か所に展開し、airCloset や LOCOND など、多くのレンタル・EC事業者と提携をしている。
この物流業務受託により、ローソンの配送車両が各店舗から回収し物流センターに集約した返品・返却商品を、同社グループの東京納品代行が各EC事業者へ配送する。既存物流網を活用して配送するので、物流コストを抑えるとともに、低・脱炭素化につながるグリーン物流の推進および循環型経済の構築に貢献できる。
今後は、アパレルをはじめとしたセンコーの顧客へのスマリサービス紹介や、小売の顧客店舗へのスマリボックス設置など、三菱商事と共同で事業の拡大に取り組んでいく考えだ。