プロロジスは8月27日、「2024年にプロロジスの物流施設を経由した製品の価値は総額約3.2兆ドル(約499兆2000億円)に上る」などとする調査結果を盛り込んだ最新レポートを発表した。
プロロジスと調査機関オックスフォード・エコノミクス社との共同研究で、今回が第4版。
レポートは、プロロジスが世界19か国で所有・運営する物流施設について、「施設内で保管・流通加工などの工程を経る製品の価値」「施設における雇用創出」「経済効果」について調査した。
その結果、製品の価値は総額約499兆2000億円に達し、19か国のGDPの4.1%、世界全体のGDPの2.9%に相当することが分かった。
また、プロロジスが運営する延床面積1億2000万m2におよぶ物流施設では、世界で360万人が雇用されている。これは3480億ドル(約54兆2880億円)の直接、間接、波及効果を含む経済効果をもたらしているという。
税収としては、世界で770億ドル(約12兆120億円)創出。前回調査の2022年以降、プロロジスの物流施設での直接雇用は、世界的に8%増え、特に増加が大きかった国はメキシコ(91%増)とカナダ(47%増)だった。
プロロジスは、「物流施設の枠を越えてサプライチェーンを支え、地域経済の活性化につながる影響を持つ」としている。
■レポート概要(日本語)
https://www.prologis.co.jp/news-research/researches/economic-impact-report2025
プロロジス/愛知県東海市で16万m2のマルチテナント型物流施設を起工