日本郵船は9月4日、紅海沿岸に位置するサウジアラビアのキングアブドラ港で完成車専用ターミナル運営会社をPorts Development Company(PDC社)と共同で設立したと発表した。
ターミナルはサウジアラビア初の完成車専用ターミナルで、中東での日本郵船初の自動車物流事業拠点として2016年度第2四半期までに稼働する予定。
ターミナルの設立により、年間60万台規模の完成車輸入に対応可能で、グループが誇る最新技術や運営ノウハウを導入し、グローバルオペレーション品質を追求することで、顧客へきめ細かいサービスを提供する。
船内荷役の品質向上や滞船の解消も見込まれ、成長著しい中東におけるゲートポートとして完成車輸入量の増大に対応していく。
なお、キングアブドラ港はジェッダの北方88kmに位置するキングアブドラ・エコノミックシティー(King Abdullah Economic City)内の港湾施設。2014年にコンテナターミナルが開業した民営の港。