日通NECロジスティクスは8月30日、中国・上海の浦東自由貿易区で、ルネサスエレクトロニクス(ルネサス社)向け「半導体ディストリビューションセンター(上海半導体DC)」を開所したと発表した。
ルネサス社は中国において、産業用や高品質車載向けのマイクロコンピュータなどを生産している。これら製品は昨年まで、日本の半導体DCに集荷し、ワールドワイドの顧客に供給してきた。
今後の自動車産業向け半導体の需要変動にフレキシブルに対応するため、サプライチェーン見直しの一環として、上海半導体DCを設置したもの。
その中で日通NECロジスティクスは、ルネサス社の中国国内工場からの国内輸送とDC業務を担い、ルネサス社の物流リードタイムの大幅な短縮につなげていく。
上海半導体DCは、倉庫面積9098m2の規模を誇り、上海法人であるNippon express NEC Logistics (Shanghai)のスタッフ約130名を常駐させ業務を行っている。