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オリンパス光学工業/国内物流倉庫15ヵ所を川崎新拠点に統合リードタイム短縮、在庫削減でキャッシュフロー改善

2001年07月10日/未分類

オリンパス光学工業(株)は、日本通運(株)と協業で、川崎市に新設するオリンパスロジテックス(株)東京センターに物流拠点を統合し、製造から販売までオリンパスグループ全製品の物流効率の向上を図り、リードタイム短縮や物流センターの構造改革、輸配送網の合理化などにより年間6億円のコスト削減を実現する。新拠点は2001年8月21日、稼動予定。
同社では、国内外の工場で生産した製品を長野県伊那地区と東京都八王子地区の2物流拠点で保管し、その後、国内の取引先、海外現地法人、代理店などへ配送していたが、生産品目及び販売数量の増加などに伴い、製品の保管のため伊那、八王子2拠点に加え、その周辺に13か所の衛星倉庫を確保せざるを得ない状況となっていた。
その結果、要員分散による業務の非効率、倉庫間輸送にかかる工数増大、出荷リードタイム及び在庫の増大が課題となっていた。今回の物流新拠点への統合により、倉庫間輸送の解消、グループ販売会社で在庫をもたずメーカーで一元管理をする「在庫の上流化」、及び物流センターの要員構成見直しなどが一挙に進むものと見込んでいる。
また、輸配送網の整備による環境負荷の低減も可能となる。
1995年ごろロジスティックスの再構築の動きが始まり、1996年にはカメラ業界各社との都内共同配送も開始している。1999年には、トータルリードタイム半減を目指す全社方針が打ち出されたことを機に、多様化する顧客ニーズ対応とオリンパスグループ全体最適の観点から検討が加えられ今回の物流拠点設立が実現した。
今後は、サプライチェーンマネージメント進展による商流変化などに対応するため、在庫の上流化や流通加工体制の拡大などを積極的に進め、国内外への輸送サービスの更なる改善を図っていく。
新物流拠点の概要
名称=オリンパスロジテックス(株)東京センター
所在地=神奈川県川崎市川崎区田辺新田1
規模=5階建て、延べ床面積 約29700㎡(うち倉庫部分 約26400㎡)
(施設は日本通運、所有)
投資額=8億円(含む一時費用)
機能=全分野の製品保管・流通の統合センター機能

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