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住友商事/外食企業用新規独自支援システム『ネコの手ネット』を開発

2001年07月26日/未分類

住友商事(株)は、外食企業向けシステムを提供するサービスを開始した。サービスの名称は『ネコの手ネット』。ネコの手も借りたいと思うような忙しい外食店舗に簡単に利用できる受発注・店舗管理ソフトを開発した。
『ネコの手ネット』は事業者の手をできるだけ煩わせないようにしたのが特長で、外食企業は最小限のコストで食材発注、売上管理、従業員の勤怠管理ができる。また、初期開発費用やマスターデータの登録コスト、初期設置・設定、アフターサービスが無料のため、導入時に多額の費用がかからない。
住友商事では月額1店舗あたりのシステム利用料をサービス代金として受取る。数店舗の小規模チェーンからきめ細やかな対応が可能になる。
【『ネコの手ネット』の特長】
ASPにより安く、早く、容易にシステム化が可能。
電話や手書きのfaxによる受発注・売上・勤怠管理業務をシステム化するには、今までは高額のシステム開発費と時間や運営・管理の人手が必要とされ、小店舗数の企業には容易に取り入れることができなかった。『ネコの手ネット』は規模にかかわらず業務効率化のためにシステムを安く、早く、容易に導入することを可能とした。また、必要な機能のみを選んでサービスを受けることが可能。
メニュー展開機能によるメニュー単位での発注が可能。
各店舗が必要とするメニューの個数を入力するだけで、自動的に必要食材の数量を計算して発注データを作成することができる。従来の発注システムでは食材単位で発注する方法しかなかったため手計算が必要であったが、『ネコの手ネット』は各メニューが構成するレシピをあらかじめ登録しておくことにより、メニュー単位での発注処理を可能とした。
発注担当者が各メニューの必要個数だけを入力すれば、即時に食材の合計費用が計算されることから、合計費用を見ながら各メニューの個数を決定することも可能となり、発注にかかる時間や手間が大幅に省ける。
メニュー展開機能により食材のロス率が測定できる。
販売数量をメニュー展開機能に入力することにより食材の理論使用量を計算し、実棚数量から計算される実使用量とを比べて食材のロス率を測定する機能も付加できる。
原材料のロス率の低減が外食産業の大きな経営課題であり、『ネコの手ネット』は、そのような経営者のニーズに応えることができる画期的なシステムである。
当日の仕入に対応。特売品等の情報を迅速に店舗に伝えることができる。
『ネコの手ネット』は通常品のマスターデータとは別に、食材納入業者が商品情報を自由に登録できる。インターネット常時接続の環境とすることで、食材納入業者が特売品や季節商品等の当日の販売情報を登録すると同時に、外食企業側は各業者の販売情報を把握し、複数の納入業者の商品や価格を比較して発注することが可能となる。
各管理データとバックオフィスシステムとを連動させ経営情報管理を容易にする。
各店舗の売上データや勤怠管理情報を、既存の会計システム(勘定奉行)や給与計算システム(給与奉行)とのインターフェイスを作製し連動させることにより、チェーン各店のデータを本部のバックオフィスシステムに直接転送できる。
これまで各店舗のデータを個別に集めて集計し、本部で個別会計・給与計算システムに手作業で入力していた企業では、大幅に省力化が実現できる。
【背 景】
外食産業は消費低迷や競争激化により、徹底した低コストオペレーションを求められており、原材料の受発注や経営情報の管理等、本部機能の一部をアウトソーシングする動きが活発化している。
住友商事では、外食産業に高品質のASPサービスを提供すると同時に、各機能を連動させ、食材・資材提供や、物流業務の一括請負を狙い、総合力による商圏拡大を図る。

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