住友商事は12月15日、米国での非在来型天然ガス事業（シェールガス）に参画すると発表した。
米国の独立系開発会社であるカリゾー・オイル・アンド・ガス社が米国テキサス州バーネット・シェール・フィールドに保有している天然ガスコアエリア開発プロジェクトに参画することを決定し、CRZ社との間で契約を締結した。日本企業として初めてのシェールガス開発への参画となる。
石油ガス上流業界に変化を生んだシェールガスの登場を米国では「シェールガス革命」と称しており、今後の成長が期待されている。住友商事は全米最大のシェールガス生産地であるテキサス州バーネット・シェール・フィールドにおいて、コアエリアと呼ばれる地域で天然ガス優良権益の開発生産プロジェクトに参入する。
住友商事は米国におけるガス販売事業を手掛けるパシフィック・サミット・エナジー社（PSE）を有しており、今回のプロジェクトの権益獲得を通じて、ガス上流開発から生産ガスの販売まで一連のバリューチェーンを構築することが可能になると期待している。
