住友商事が発表した2010年年頭あいさつによると、加藤進社長はLT(ロジスティクス・テクノロジー)を駆使して新事業の開発に当たる考えを示した。
環境は、すべての産業分野を貫くテーマであり、従来の産業・分野別の縦割り組織だけでは対応し切れない面もあることから、ことしの4月には「新産業・機能推進事業部門」を新たに立ち上げ、将来の収益の柱を構築する役割を担わせる。同部門では、新成長分野として期待される「環境・新エネルギー分野」において、事業化のスピードを加速させ、事業領域の拡大を図っていく。
同時に、FT(ファイナンシャル・テクノロジー)、LT(ロジスティクス・テクノロジー)を駆使して新事業の開発に当たるとともに、自らの機能を提供することを通じて、全社の価値創造活動を推進・支援させる狙いで、金融事業本部と物流保険事業本部も、新部門に置く。