アスクル／インターネットショップの検索機能を充実

アスクル（株）は、インターネットによる注文サイト「アスクルインターネットショップ」において、やりたいことやシーンに見合った商品が検索できる「コト検索」機能を追加した。
アスクルインターネットショップの「コト検索」画面
今回の検索システムは、「実際にやりたいことに合わせて、商品が一覧できると便利」という顧客からの声を反映して実現したもの。
具体的には、最近の顧客のご要望を反映したシーン（検索アイテム）を「コト」リストに予め登録してあり、顧客がその検索アイテムをクリックすると、カテゴリーを超えて商品を検索し、顧客は一覧表示の中からお望みの商品をオーダーすることが可能になります。例えば、「新メンバーがやってきた」といったシーンの場合では、オフィス家具から文具事務用品、ユニフォームまでの商品が検索でき一覧表示される。
「コト検索」は、富士通グループのベンチャー企業である（株）コンステラ（大阪市北区、吉田耕治社長）との業務提携により、同社が提供する「コト検索」データベースエンジンを使い、「やりたいこと」や「シーン」といった新しい切り口での検索を可能にしたシステム。
アスクルでは、これまで、商品コード（カタログの申込番号）、商品名、商品カテゴリー、顧客の過去の注文履歴などの方法で商品の検索が可能だったが、今回の「コト検索」機能の追加により、顧客にとってインターネットでの注文がさらに便利で使いやすくなるものと期待している。
今後は、顧客からの「こんなコトがあると便利」というアイデアや「こんなシーンにはこの商品が必要」といった提案を反映し、「コト」リスト（検索項目）の拡充を図りたいと考えている。また、そうすることで同時に「顧客同士がナレッジ（知恵）を共有する場」として進化させていきたいと考えている。
アスクルのお客様登録件数は155万オフィス（2001年5月20日現在）にのぼり「アスクルインターネットショップ」の登録件数も23.2万オフィス（2001年5月20日現在）と、急速に増加している。
また、前年度（2001年5月期）においてはインターネットによる売り上げは、全売上高の約26%を占める199.4億円に達し、法人顧客を対象とする「B to B」型のECサイトとしては国内有数の規模として注目されるまでに成長している。
アスクルでは、今後も飛躍的な伸びが予想されるインターネット取引をさらに拡大するため、顧客の声を反映した機能強化により、圧倒的な利便性とサービスの充実を図っていく。