三菱商事／ANXサービスをアジアで提供するエイ・エヌ・エックス・アジア・パシフィック設立

三菱商事（株）は、ANXeBusiness社（CEO兼社長 Alex J. Preston、米国ミシガン州、サウスフィールド）と共同で、ANXサービスをアジアで提供するエイ・エヌ・エックス・アジア・パシフィック（株） を設立した。
ANXサービスは、世界の全自動車関連トップメーカーの80％を含む約900社が取引を行う世界最大の企業間電子商取引用情報通信ネットワークで、その潜在取引総額は、年間110兆円に及ぶ。
ANXeBusiness社は、米国最大のリサーチ・エンジニアリング会社、サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル・コーポレーション（SAIC、CEO兼社長 Dr. J. R. Beyster、米国カリフォルニア州　ラ・ホーヤ市）の子会社で、三菱商事も20％の出資を行っている事業投資先。
新会社の資本金は4億円、両社出資比率はANXeBusiness社51％、三菱商事49％で、2005年には関連ビジネスも入れて100億円のサービス契約金額を目指す。CEOにはANXeBusiness社のEVPであるRichard L. Stanbaugh 氏が着任。
三菱商事は、エイ・エヌ・エックス・アジア・パシフィックを通じて、ANX上で提供されているEDIやコラボレーションをはじめとする企業間電子商取引プラットフォーム・ソリューション・サービスを、製造業の復興が著しいアジアで提供する。
加えて、三菱商事のFILM機能や、SAICのITノウハウを活かしたサービスを提供するプラットフォームとしても活用する。
更に、日本からも日本の自動車関連メーカーが、グローバルに海外自動車関連メーカーと共同開発やビジネスを行う際や、グローバルなネットワークを必要としている自動車以外の産業界に幅広く、オープンにこのプラットフォームを提供し、それに伴い必要とされる、ｅビジネスのコンサルティングから、ユーザーサポート、アプリケーションの開発、システムインテグレーション、統合ネットワーク等、IT面から一層の効率化支援を、関連企業の協力も得ながら行っていく。