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国土交通省/不審な宅配貨物への対処方法について

2001年10月21日/未分類

国土交通省は、米国において、郵便物に炭そ菌を含有・付着させる方法によるテロの疑いがある事件が発生しているため、宅配便の利用者にも、受け取った宅配貨物に不審な点があった場合、次の点に留意を促している。
なお、以下は米国厚生省疾病管理・予防センター(CDC)及び米国連邦捜査局(FBI)が米国在住者に対して行っている呼びかけの内容に基づくもの。
不審箇所の特徴の例
(1)  送り主の氏名・住所等に覚えがない
(2)  受取人の氏名・住所等の記載に誤りがある
(3)  送り主の住所と関係ない地域から発送されている
(4)  貨物の表面から白い粉等の異物が漏れている
(5)  内容物の記載に対し実際の形状、重量が不自然である、又は異臭がある
不審な宅配貨物を受け取った場合の対処
まず、「パニック」にならない。
炭そ菌は皮膚、胃腸内、又は肺に感染症を引き起こす可能性がありますが、傷口等にすりこまれるか、飲み込むか、又は細かい霧状の状態で吸い込まなければこのおそれはない。
また、早期の治療によって、炭そ菌の芽胞(細菌の胞子のようなもの)が付着した後でも発症を防ぐことができる。さらに炭そ菌は人から人へ伝染することはない。
貨物を開封、開梱していない場合  
(1)  当該貨物を振ったり、揺すったり、開封・開梱したりしない
(2)  内容物が漏れないよう当該貨物をビニール袋又は他の種類の容器に入れる
(3)  もし、そのような容器が手近になければ、衣服、紙、ごみ箱など何でもかまわないので当該貨物を何かで覆い、その覆いをはずさない
(4)  その後、部屋を離れドアを閉めるか、できるだけ近づかないようにする
(5)  手を石鹸と水でよく洗う
(6)  最寄りの警察署又は宅配事業者営業所に通報する
貨物を開封、開梱するなどして、粉が床などにこぼれた場合  
(1)  その粉を掃除しようとせず、こぼれた内容物を衣服、紙、ごみ箱など何でもかまわないので、直ちに何かで覆い、その覆いをはずさない
(2)  空調装置が作動している部屋で粉が霧状になった場合は、空調装置を停止する
(3)  その後、部屋を離れドアを閉めるか、できるだけ近づかないようにする
(4)  粉が顔に広がるのを防ぐため、直ちに石鹸と水で洗う
(5)  最寄りの警察署又は宅配事業者営業所に通報する
(6)  粉の付着した衣服はできるだけ早く脱ぎ、ビニール袋か密閉できる容器に入れる
(7)  石鹸と水でできるだけ早くシャワーを浴びる。この場合、漂白剤や他の殺菌剤を皮膚に使わない
なお、炭そ菌の特性、炭その症状や治療法等については、次のホームページを参照。
(1)厚生労働省ホームページ
 米国厚生省疾病管理・予防センター(CDC)の「炭疽菌等の汚染のおそれのある封筒等の取扱い方法等について」の仮訳。正確な記述に関しては、必ず原文を参照。
(http://www.mhlw.go.jp/houdou/0110/h1015-1.html)
生物兵器テロの可能性が高い感染症について
(http://www.mhlw.go.jp/houdou/0110/h1015-4.html)
「米国の同時多発テロ」における炭疽菌等のおそれのある封筒等の取扱い方法について
(http://www.mhlw.go.jp/houdou/0110/h1015-1.html)
国内における生物テロ事件発生を想定した対応について
(http://www.mhlw.go.jp/houdou/0110/h1011-6.html)
「米国の同時多発テロ」を契機とする国内におけるテロ事件発生に関する対応について
(http://www.mhlw.go.jp/houdou/0110/h1009-1.html)
(http://www.mhlw.go.jp/houdou/0110/h1005-1.html)
動物由来感染症を知っていますか?(http://www.forth.go.jp/mhlw/animal/page_h/h07.html)
(2)国立感染症研究所感染症情報センターホームページ
感染症の話(炭疽)(http://www.mhlw.go.jp/houdou/0110/h1015-1.html)
(3)日本医師会ホームページ
米国における同時多発テロ事件に関連して(http://www.med.or.jp/etc/terro.html)

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